今週の見逃せない記事(2025年3月8日~2025年3月14日)を紹介します。起訴から8年余りが経過し、異例の長期審理となった裁判が終結しそうです。柳原病院(東京都足立区)の非常勤外科医が準強制わいせつで起訴された事件について3月12日、差し戻し控訴審の判決で東京高等裁判所が一審の無罪判決を支持 ...
医師の「偏在」が指摘され始めてから、もう20年が経とうとしている。医師の偏在問題は新たな局面を迎えている。我が国における偏在への対応は約19年前に遡る。2006年に「医師の需給に関する検討会」で医師不足県の大学医学部における定員の暫定的な調整が提案されて以降、2006年の新医師確保総合対策1… ...
※AI音声合成技術を使用しています。そのため、一部読み方の誤りや不自然な発音がある可能性があります。あらかじめご了承ください。 (1)BMJ誌から経口避妊薬の使用は脳梗塞や心筋梗塞のリスクに デンマークNordsjaellands病院のHarman Yonis氏らは、経口避妊薬(ピル)やデバイスの使用が、同国の女性の脳梗塞や心筋梗塞リスクに関連しているかを調べる前向き全国コホート研究を行ったところ ...
米国Alabama大学Birmingham校のJodieA.Dionne氏らは、米国の早期梅毒患者にベンジルペニシリンベンザチンを投与した臨床試験のデータを利用して、ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応(JHR)の詳細を検討したところ、治療後にJHRが生じた割合は23.7%で、II期梅毒、HIV非感染、6カ月後の治療成功などと ...
OTC48薬効群の備蓄が地域支援体制加算の要件に加わって間もなく1年。OTC薬を積極的に取り扱う薬局が目に付くようになってきた。薬剤師がセルフメディケーションに関わるための制度上の後押しも進む。神奈川県海老名市を中心に薬局9店舗を運営するメディカルガ ...
私が中国の広州に住み始めて約半年がたちました。こちらの医療機関の急速なICT化に驚いたことは前回の投稿でリポートしました。 ICT化によって、医療環境の利便性はすっかり良くなっているのですが、それにもかかわらず広州の人々は体調を崩しても、すぐに病院に行き、処方薬のお世話になるということは少ないようです。 マイルバガナム恵美の「日本とカナダの薬局見聞録」 日本の薬局で働いていたときにカナダ人留学生と ...
厚生労働省は2025年3月12日、中央社会保険医療協議会(中医協)・診療報酬調査専門組織「入院・外来医療等の調査・評価分科会」を開催し、2026年度診療報酬改定に向けて実施する2025年度の入院・外来医療等の調査内容について議論した。委員からは、入院医療における看護職員の人員配置や包括期機能、 ...
乳腺腫瘍摘出手術後で麻酔が残る女性患者に対し、術後診察に訪れた医師がわいせつ行為をしたとして、柳原病院(東京都足立区)の非常勤外科医が準強制わいせつで起訴された事件。2025年3月12日、東京高等裁判所は一審の無罪判決を支持し、検察側の控訴を棄却した。
大学の総合診療部の医局に籍を置きながらとはいえ、僕が比較的早い時期に開業に踏み切ったのは、「医療機関から見放された患者を診たい」という理由からだった。2000年代後半のその当時、不定愁訴やMUS(medicallyunexplainedsymptoms;医学的に説明困難な身体症状)は専門医からは敬遠され、ドクター… ...
外来で多くの患者が訴える「頭が痛いです」という症状。頭痛はありふれた主訴の一つでしょう。「頭痛の診療ガイドライン2021」では、一次性頭痛である緊張型頭痛は「年間有病率は、Sakaiらの全国調査において22.4%、Takeshimaらの大山町の調査に ...
皆さん、こんにちは。今回は、私の緩和ケア外来に通う乳癌患者、青木さんの話から始めましょう。彼女は肩甲骨に転移があり、中華料理店で働きながら通院して抗癌薬治療を続けています。ある日、診察で痛みについて聞くと、「痛み止めの薬は飲みたくないんです。できれば湿布がいいです」と言われました… ...